2024/08/27(火) 06:32
佐久市でお試し居住ができる宿泊先3選:滞在時に確認すべき4つのポイント
移住にはイメージとリアルのギャップが存在します。
移住してみたけど、ちょっと合わなかったという人が一定の割合で存在するのは事実です。
もちろん、多くの方が移住後も充実した生活を送られていますが、大きな出費も伴う大きな決断なので、できるだけリスクは少なくしたいですよね。
実は、移住で失敗するパターンは大体決まっており、事前にそれらを把握しておくことで、リスクを減らすことができます。
一番良い方法はその地域で暮らしてみるということです。
ただ、短期間でも家を借りるとなると費用もかかりますし、地域のことを独力で把握していくのも大変です。
そこで、短期で滞在もできて、しかも地域の人の話を聞くことができるといったお試し居住の需要が高まっています。
数日その地域に滞在してみて、近隣の状況を把握したり、地域の人たちの話を聞いてみることで、同じ自治体の中でもどの地域が良いのか、合いそうかどうかといったことの解像度がぐっと高まると思います。
たとえば、佐久地域は寒いと言われても、実際にマイナス10度の冬を体験してみないとどのぐらい寒いのかわかりませんよね。
今回は佐久市でお試し居住ができるところとその時の見るべきポイントをご紹介します。
お試し居住ができるおすすめの宿泊先3選
お試し居住ができる宿泊施設について、佐久市のエリアごとにご紹介します。
移住に関する情報を得やすい環境にありますが、やはり自身で情報を取りに行かないと得たい情報は得られないと思いますので、積極的に行動されることをおすすめします。
野沢地区 虹や
野沢地区は、
- 国や長野県の機関や商業・金融などの生活サービス機能
- 高等学校や小・中学校の教育施設
- 保育所・幼稚園の子育て施設
- 学習や交流ができる施設など
が高密度で立地しており、「暮らすまち」として適していると言われています。
参考:野沢地区暮らすまち構想
宿泊施設:虹や
野沢地区にある、佐久市に移住したご家族が提供する民泊施設です。
「佐久市に移住した家族に『移住のリアル』を聞ける」宿ということで、お住まいの部屋の一部屋に宿泊するため、近い距離感でお話を聞くことができます。
中込地区 柏屋旅館
中込地区は、JR小海線の中込駅を中心としたエリアです。
かつては、市内の商業の中心地でした。
インターチェンジや新幹線の駅周辺の大型店舗などの影響で近年は商店数などは大きく減少しています。
ただ、2024年8月には映画監督の新海誠さんなどが新たな映画館を作る動きを発表され、地域としての盛り上がりが見えています。
参考:中込地区まわるまち構想 PRTIMES 2026年夏、長野県佐久市中込地区に新映画館オープン予定
宿泊施設:柏屋旅館
中込地区にある、ゲストハウス兼シェアハウスです。
老舗旅館を改装した建物は大きなお風呂や本格的な厨房を備えた「共用アトリエ」として、クリエイティブな職業による起業をサポートするコンセプトで創られています。
望月地区 布施温泉ステイ
中山道の宿場町である望月宿を中心としたエリアです。
温泉が多く、別荘としてリゾート的に利用する方が多い地域です。
宿泊施設:布施温泉ステイ
市が所有する布施温泉から徒歩3分と温泉も一緒に体験できる宿泊施設です。
佐久市の移住体験施設として運営しているものになります。
事前に移住相談を予約すれば、移住者専用住宅ホシノマチ団地のスタッフの方がご案内していただけます。
ホシノマチ団地は臼田地区にあるので、ご関心のある方は臼田地区のことも聞いてみてください。
お試し居住には佐久市からの補助金が
佐久市では移住促進の取り組みを積極的に勧めているため、お試し居住には補助金が出ます。
1泊あたり5000円と大きな支援ですので、ぜひご活用いただければと思います。
こちらのサイトでご確認いただけます。
このshijuryというサイトでは、今回ご紹介した宿泊先以外も紹介されていますので、もっと選択肢を広げたいという方にはおすすめです。
お試し居住の際に確認すべきポイント
実際に宿泊してみると、得られるものはとても多いと思います。
ただ、事前にここは確認しておこうと意識しておくと、より明確に感じられる部分もあると思いますし、家に帰ってからあそこを確認し忘れたということも防げます。
お試し居住の時にチェックすべきポイントについてご紹介します。
交通の利便性
- 駅やバス停からの距離
- 電車でバスの本数
- 車の必要性
利用する施設
- 学区と学校の場所
- 病院
- スーパー
- コンビニ
気候:厳しい冬の体験がおすすめ
佐久市はこれまで熱帯夜を観測したことがありません。
夏の日中はもちろん暑いのですが、日陰に入ると涼しいと感じますし、朝夕は冷えるなと感じることも多いです。
夏にお試し居住をされる方が多いですが、おすすめは冬です。
マイナス10度を越える寒さ自体も体験いただきたいですし、車の場合はスタッドレスタイヤが必要です。
お風呂は凍結防止のために水を貯める必要があったり、長期に不在する場合は水道管破裂のために水抜きが必要になったりします。
慣れてしまえば寒さも含めて気にならなくなりますが、冬場の光熱費がかかることなど、意識できることが多くなると思います。
地域の人たちが集まる施設
佐久市には移住者が多いので、移住者が運営している施設やいろいろな人が集まる場所があります。
そういった場所に行くと、地域の情報を知ることができます。
所在地:⻑野県佐久市中込2336-1
地域の方々が多く集まるコワーキングスペースです。
イベントがあるときだと参加者の人たちと話をしやすいかと思います。
- 大阪たこ焼き
所在地:長野県佐久市田口6291−2
移住者の方が運営しているたこ焼き屋さんです。
店内は数席でお店の方との距離が近いので、たこ焼きを焼くのを待っている間にいろいろお話が聞けると思います。
イートインでゆっくりお話できます。
いかがでしたでしょうか。
佐久市の冬は厳しいので、ぜひ体験いただきたいというのが個人的な想いではありますが、冬は冬の良さがあります。
冷たいけど、乾燥していて、澄んでいる凛とした寒さというのは佐久市独特のものだと思います。
このすがすがしい寒さは、新幹線の駅を降りた瞬間に感じることができる、私の好きな瞬間です。
スキー場は近く、今日は気持ち良い天気だなと思ったらふらっとスキーにといったことができるのも魅力です。
お試し居住を通して、地域の良さを感じていただければ幸いです。