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佐久市移住・不動産事情

2024/01/19(金) 01:26

佐久市の戸建て賃貸物件の注意点まとめ -4つのポイントと対策-

牧原

「せっかく佐久市で田舎暮らしをするのであれば、庭付き一戸建てに住みたいな」

そんな想いをお持ちの方も多いと思います。

庭で育てた野菜が朝の食卓に並ぶ…なんて生活、最高ですよね。

ただ、意外と庭の管理が大変など、戸建住宅で生活をはじめてみると、これまで気づかなかったことに気づいたりするケースが多いようです。

今回はそんな注意点をまとめました。

ポイントは、探しやすさ、費用、安全性、コミュニケーションの4つです。

この4点を把握しておけば、引っ越した後に、こんなはずではなかったということを防げるのではないかと思います。

1.探しやすさ

条件に合致した物件数が少ない

戸建て賃貸の注意点の原因は、これに尽きると思います。

アパート、マンションに比べると圧倒的に数が少ないです。

戸建ては長く住む人が多いのと、空き家を持っていても、時々使うからという理由で、貸そうという人が少ないということがあります。

そのため、良い立地で物件が見つかっても古かったり、良い間取りの物件が見つかっても利便性が悪かったりといった感じで、限られた物件の中から選ぶことになります。

一般的には戸建ての特徴として、定期借家契約という住める期間が決まっている契約が多いと言われています。

それは、もともとの持ち主の方が転勤している間だけ貸そう、子どもが将来戻ってくるまでの間だけ貸そうといった思いからのものになります。

ただ、佐久市の戸建ての場合は、都心に比べると定期借家契約は少ないと思います。

2.費用

次に費用についてですが、こちらもアパート、マンションと比較してみたいと思います。

初期費用が高くなりがち

大きく変わるのは、敷金の部分かと思います。

通常アパートやマンションは1ヶ月分のところが多いですが、戸建ての場合は、家賃の2ヶ月分というところが多いです。

理由は、原状回復など退去した時の修理費などがかかることが多いからです。

戸建てだとペット可の物件も多いと思いますが、その場合の敷金は家賃2〜3ヶ月分になることが多いです。

維持管理費が高くなりがち

もう1つは維持管理費についてです。

2階建てだったり、家が広かったりすると暖房費などの光熱水費はかかりがちです。

古い家だと、すきま風があるなど断熱性が低いことが多いので、そのあたりの費用負担が大きくなりがちだということにはご注意ください。

また、庭がついている場合は、草刈りが必要です。

自分でやる場合は、それだけ手間が増えますし、業者などにお願いする場合はその費用がかかります。

畑作業をしたいから、問題なしという方もいらっしゃると思いますが、夏場は少し気を抜くとすぐに成長して蚊が発生するようなことにもなるので、ご注意ください。

管理の体制によっても大きく違ってきます。

管理を管理会社を通している場合と、大家さんが自主管理をしている場合があります。

管理会社を通している場合は、管理会社に連絡すれば対応してもらえますが、大家さん直接の場合だと、大家さんが忙しかったり、対応に慣れていなかったりすると時間がかかる場合があるのでご注意ください。

3.安全性

オートロックや防犯カメラのようなものは基本的についていないと思います。

そのため、防犯面が気になる方も多いかもしれません。

古き良き日本の田舎といった感じで、佐久市にも鍵をかけないで外出するといったエリアもありますが、まちなかの家では防犯面を意識している家庭が多いと思います。

むしろ、防犯面より気をつけたほうが良いのは、自然災害の方かと思います。

佐久市は冬はあまり雪は降らず、雪に関する災害は少ないです。

また、活断層が見つかっておらず、地盤も固いと言われています。

浅間山が活火山なので、噴火の懸念をされる方も多いですが、歴史的には噴煙は偏西風の関係で佐久市の方にはあまり来ていない状況です。

では、何に気をつけるかというと、水害です。

2019年の台風19号による洪水は昔から暮らしていた佐久市民のみなさんにも衝撃だったようで、水害エリアかどうかは把握しておくと良いと思います。

佐久市では河川洪水ハザードマップを公開していますので、ご確認ください。

歴史的にも佐久市の水害については記録があります。

江戸時代の寛保二年(1742年)の「戌の満水」という水害で多くの犠牲者が出ています。

その台風は旧暦で8月1日にかけてだったということで、それ以来、佐久市では8月1日にお墓参りをするようになっています。

今でも佐久市では、お盆は8月1日という話が毎年出ます。

4.コミュニケーション

佐久市だけでなく、移住する方で最も不安に感じるのが地域の人と仲良くやっていけるかということかと思います。

戸建ての場合は、そういった近所付き合いが発生してくる事が多いです。

引っ越しした際には、近隣にはあいさつに行くことをおすすめします。

家を出入りしていれば必ず顔を合わせますし、周りの人たちはどういった人が来ているのだろうと不安に思っていると思います。

一言声をかけておくだけで、全然違うので、早めにあいさつに行ってしまいましょう。

心配であれば、不動産屋さんにどういう人か聞いてみたり、一緒に行ってもらったりというのもありかと思います。

また、佐久市にはすべてのエリアに区と呼ばれる自治会がありますが、自治会には入ることをおすすめします。

区に入らないと、自治会でごみ出しの場所の管理をしていたり、地域の清掃をしていたりするので、そういった機会で隣近所の人と顔を合わせる機会をつくることができます。

都合が悪くて出られないというときは、出不足金という罰金のようなものを支払うと出なくても大丈夫です。

清掃の時間は数時間で、出不足金を払うとしたら2〜3000円程度だと思いますが、地域のみなさんとのコミュニケーションの場だと考えて出る方が良いと思います。

区には自治会長のような役職があるのですが、輪番制でやっているところがほとんどです。

転居してすぐに役に就くといったこともあるかもしれませんが、地域のことを知る機会だと前向きにとらえていただければと思います。

費用の抑え方と佐久市で戸建て賃貸物件を探す際のポイント

佐久市の戸建ての賃貸物件は、大きく4つの注意点があるとご紹介しました。

これらの注意点に対する傾向と対策についてご紹介します。

まず、費用についてはできるだけ安くすませたいところかと思います。

空き家の中には長い間住まれていなかったため、フリーレントといって1ヶ月は家賃無料で住めますといった物件があることがあります。

決して多くありませんが、タイミング良くそういった物件を見つけられると家賃をおさえることができます。

佐久市はごみが有料なので、引っ越しの際に断捨離をしてしまうこともおすすめです。

そうすることで、引越代をおさえることにもつながると思います。

次に安全性と災害対策についてですが、これは地域性が非常に高いので、ご自身で調べるだけでなく、実際に地域の人たちに聞いてみるのが良いと思います。

物件の近くの人に直接聞いてみるのもありだと思いますし、不動産屋さんも教えてくれると思います。

物件の探し方としては、戸建賃貸や貸家というワードで調べてみましょう。

大手のポータルサイトでも佐久市の不動産屋さんのサイトでも出てくると思います。

また、佐久市で空き家バンクという制度をやっているので、そちらで探してみるのもありかと思います。

ただ、基本的には一番情報が早いのは地域の不動産屋さんです。

そして、良い物件はネットに出る前に決まってしまうこともあります。

いくつかの不動産屋さんに問い合わせをして、こういった条件の物件を探していますと聞いてみるのが良いかと思います。

私たちでも、ご相談に乗ることは可能ですので、ぜひLINEのお友だち登録をいただければと思います。

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