2024/02/23(金) 01:34
不動産買取のメリットとデメリット-地方都市編:長野県佐久市-
土地や家をできるだけ早く、できるだけ高く売りたい。
そんな思いをお持ちの方が多いかと思います。
でも、急ぐと買い叩かれてしまいそうだし、値段にこだわっていると買い手が見つからなさそうだし、どうしようと悩んでしまいますよね。
不動産の売却方法は2種類のみで、そのメリットとデメリットを把握しておくことが大切です。
そうすることで、この2種類を併用した折衷案のような形も取ることができますし、できる限り望ましい形での売却にできる方法を見つけられると思います。
実は、地方都市では都心とは条件が異なります。
そういった点を把握しておくことで、ベストな売却方法を見つけていきましょう。
不動産の売却方法は2種類のみ:買取と仲介
不動産の売却方法は、
- 自分で買い手を見つける買取
- 不動産屋さんに買い手を見つけてもらう仲介
の2種類のみです。
買取というのは、ご自身で買い手を見つける必要があるのですが、一般的には不動産屋さんに直接買い取ってもらうということが多いです。
買取をしてくれる不動産屋さんを見つける形ですね。
もちろん、ご自身で不動産を買ってくれる人を探すという方法もあるのですが、買う側としては物件の状態や条件がどういったものかはっきりさせてから購入したいという人が多いので、結局不動産屋さんに入ってもらって、仲介になるというパターンが多いです。
不動産屋さんが入ることで、物件調査が行われるので、購入した後に思っていたのと違ったということが発生しにくくなるということですね。
そのため、売却の際は仲介のパターンが圧倒的に多いです。
不動産買取のメリットとデメリット
買取と仲介のメリットとデメリットをまとめるとこちらのようになります。
買取 | 仲介 | |
---|---|---|
価格 | 市場価格よりも安い(2〜3割程度) | 市場価格 |
仲介手数料 | 不要 | 必要 |
期間 | 早い(1週間~1ヶ月程度) | 遅い(3ヶ月程度) |
売却する意向 | 非公開 | 公開 |
契約不適合責任 | 免除 | 必要 |
買い手 | 買取業者(不動産会社など) | 個人 |
メリット1:早い
買取の専門業者が買取るので、売却までの時間が早いです。
物件の調査をして、価格を査定して、その同意が取れれば買取るといった形なので、早ければ1週間、遅くても1ヶ月程度で決まります。
もちろん、良い物件の場合は仲介でもすぐに決まることがあります。
たとえば、新築に近い物件や人気エリアの物件といったところは早い傾向にあります。
仲介の場合も物件の調査は入るので、調査が終わった段階で確実に売却が決まるのが買取、調査が終わった後に募集を開始して、買い手が見つかったら売却できるというのが仲介という違いですね。
メリット2:売却をすることを周囲に知られない
売却物件として仲介に出す場合は、基本的に不動産情報として公開されます。
早く売却をしたいということであれば、広告を出したりもするので、それだけ周囲の人の目に触れやすくなります。
もし、売却しようとしていることを周囲に知られれたくないということであれば、買取にすることがおすすめです。
メリット3:契約不適合責任なし
物件の所有者はその物件に何か不具合があった場合に責任を負います。
それは売却のときも同じで、販売するときに予め伝えていた内容であれば大丈夫なのですが、伝えていない問題が後から発生すると所有者へ損害賠償責任が請求されるといったことがあります。
それを契約不適合責任というのですが、買取の場合は、専門の会社が買取るのでそういった責任が免除されるケースが多いです。
古い建物の場合は、思わぬ不具合が出てくるといったことがあるので、免除されていると安心ですね。
デメリット1:価格が安くなりがち
買取の場合は、価格が安くなりがちです。
それは、契約不適合責任を免除されることや買取業者としてはその後にリフォームをしたりという投資が必要になるため、その分市場価格よりは低くなるということですね。
一方で、買い取りの場合はかかりませんが、仲介の場合は仲介手数料がかかるのでご注意ください。
デメリット2:買い取ってもらえない可能性
基本的にはどんな物件でも買取ってもらえると思いますが、違法建築や法律に適合しない場合は買い取ってもらえない場合があります。
この場合は、仲介でも取引が成立する可能性は高くありません。
ただ、解決方法は考えられるので、不動産屋さんに相談してみることをおすすめします。
デメリット3:買取業者が少ない
地方都市の場合は、不動産会社も少なく、買取ができる体力のある会社も多くありません。
そのため、買取の会社を見つけることが難しいということがあります。
1つの会社だけだと価格が適正なのか不安だと思うので、複数の会社にコンタクトをとるのが良いかと思いますが、不動産会社の一覧からだと、どこが買取をしてくれるのかわからず、連絡するのも一苦労です。
その地域に詳しいか、買取に強いかという2点を満たす必要があるので、そのあたりで苦労することになるかもしれません。
不動産売却のベストチョイス!?:買取と仲介の併用
買取にするのか、仲介にするのかというのに迷ってしまうという方には、買取と仲介を併用するといった方法もあります。
それが買取保証という方法です。
期間を決めて、その間だけ仲介で募集をしてみて、書い手が現れなかった場合は、事前に決めていた価格で買取といった方法です。
ある程度売却したい時期が決まっているけど、高く売る可能性は残したいという方にはおすすめです。
一方で、仲介なので、販売に出していることが周囲には公開されてしまうので、ご注意ください。
注意点としては、仲介ができなかった場合、買取業者が買取たい希望価格で買い取れる形になるので、仲介の際にどういった募集をしてもらえるかを確認しておきましょう。
不動産買取の際の注意点
住宅ローン完済が条件
売却したい不動産が住宅ローンを組んでいる場合だと、抵当権が設定されています。
この抵当権はローンが完済されないと消えません。
そのため、売却をしたらそのお金でローンを完済して、抵当権の抹消手続きを行う必要があります。
もし、抵当権が付いたままになると、売却をして所有権が買い主に移転しても、完全に買い主のものではないという状態になってしまいます。
そのため、まず買取価格でローンが完済できるかを確認しましょう。
完済できない場合は、買取はしてもらえない可能性が高いです。
売却の諸費用や税金の負担
不動産を売却する際には、不動産の登記に関する費用や税金はかかります。
主なところは以下のような費用ですが、どの程度かかるか把握しておきましょう。
費用 | 費用の内容 |
---|---|
印紙税 | 不動産売買契約書に必要(電子の場合は不要) ※売却金額によって異なる |
抵当権抹消費用 | 登録免許税、登記情報費用、司法書士への報酬 |
住宅ローン返済費用 | 一括返済のための手数料※金融機関によって金額は異なる |
譲渡所得税 | 保有期間が5年以下なら譲渡所得の39.63%、保有期間が5年超なら譲渡所得の20.315%の税金を支払う ※売却した年の1月1日時点での保有期間により異なる |
長野県佐久市で不動産買取できる会社は?
佐久市での不動産買取の場合は、こちらをご覧いただくとわかりやすいかと思います。
売買物件を扱っている会社は買取もできる可能性が高いです。
地方都市の場合は、不動産見積もり一括サイトなどがなく、個別にコンタクトをとっていくのがほとんどかと思います。
ちょっと大変かもしれませんが、いくつかコンタクトをとってみることがおすすめです。
私たちもご相談にのらせていただきます。