2024/02/19(月) 01:40
ぴんころ地蔵:長野県佐久市の成田山薬師寺にある地蔵尊と周辺おすすめスポット
佐久市の一つの観光名所となっているぴんころ地蔵。
なぜ佐久市にできたのか、その名前の由来も含めて、そのゆかりがあるんです。
せっかくぴんころ地蔵を訪れるのであれば、歩いていける範囲での観光スポットも見られると良いかと思い、そちらも最後にご紹介しました。
ぴんころ地蔵とは
佐久市の野沢にある成田山薬師寺。
その参道にあるのが、ぴんころ地蔵です。
2003年(平成15年)に建立されましたが、今では佐久市の人気観光スポットとなっています。
高さ約1m、直径約60cmで、名前は健康のまま天寿を全うする意味のぴんぴんころりから来たものです。
健康で長生きし(ぴんぴん)寝込まず楽に大往生する(ころ)をヒントに命名されました。
愛媛県今治市の馬越正八氏の作品で、欧州産の御影石を使用しています。
ぴんころ地蔵の参道は、仲見世としてお店が整備され、参道近くには佐久市の名物である佐久鯉を使った料理を出すお店もあります。
現地に行かないと購入できないぴんころグッツの販売もしています。
電車の場合は、JR小海線の中込駅から徒歩20分です。 所在地:長野県佐久市原467
車の場合は、参拝者用の無料の駐車場があるので、そちらをご利用ください。
なぜ佐久市にできたのか
なぜ佐久市にできたかというと、佐久市が健康長寿のまちとして有名なことが理由です。
もともと、佐久市を流れる千曲川(信濃川)の水が非常にきれいで、鮎やハヤなどの魚がたくさん捕れます。
このことは、佐久エリアに13の酒蔵があることからもわかります。
また、そのきれいな水で養殖したコイは佐久鯉と言われ、泥臭くなくおいしい川魚として全国的にも知られています。
海のない長野県ですが、川魚から良質なタンパク質を摂取できる環境にあります。
また、五郎兵衛米で有名な通り、お米がおいしく、土地が豊かなことから野菜や果物の栽培も盛んです。
また、若月俊一が院長と勤めたJA長野厚生連の佐久総合病院や佐久市立浅間総合病院といった医療機関が地域医療の先進的な取り組みを行ってきたという歴史もあります。
そういった自然の恵みと医療・介護の充実といった点が健康長寿につながっていると言われています。
訪問に最適な時期、注意点は?
ぴんころ地蔵を訪問するのは、毎月第2土曜日に山門市が開催されるので、このタイミングがおすすめです。
山門市というのは、もともと成田山で終戦直前まで実施されていた市を復活させたものです。
成田山薬師寺の参道には、旬の野菜や魚、おまんじゅうや惣菜、生活雑貨など、30ほどのお店が出ます。
ただ、冬はマイナス10度を下回ることもあるので、防寒にはご注意ください。
周辺のおすすめスポットは?
参道の仲見世をご覧いただくのも良いですが、その周辺にも歩いていける範囲でおすすめスポットがあるのでご紹介します。
伴野城跡(城山公園)
かつてこの地域には、野沢城というお城がありました。
旧館跡として本丸が形をとどめていて、今では公園として整備されています。
所在地:長野県佐久市野沢110−5
野沢町の女男木(めおとぎ)
ケヤキの大木で、高さは約27メートル、太さも7メートル以上にわたります。
樹齢は不明ですが、1600年代からのものであると言われています。
佐久市の天然記念物です。
所在地:長野県佐久市野沢13−1
たい焼きの新海
地元で人気のたい焼き屋さんです。
人気で人が並んでいることもあります。
所在地:長野県佐久市野沢451-6
ツルヤ野沢店
長野県のスーパーといったらツルヤと言われていますが、その野沢店です。
オリジナル商品なども豊富なので、お土産を買うのに良いと思います。
所在地:佐久市野沢129-1
ぴんころ地蔵訪問をきっかけに、佐久市、佐久地域の良さについても感じていただければ幸いです。