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佐久市移住・不動産事情

2024/02/17(土) 23:49

大日向小学校の入学後の住まいがない問題を考える:適切な住まいの探し方

牧原

2019年4月に開校以来、人気の大日向小学校。

2022年4月には中学校も開校しました。

そのために、東京などから移住をしてくる方々が多いです。

ただ、そんな佐久穂町は人口は約1万人。

それほど大きな規模ではありません。

そのため、大日向小学校の近くに住む場所がないということで、佐久市内に住んでいる方も多いというのが実態です。

大日向小学校、中学校へ入学するみなさんはどうやって住まいの問題を解決しているのか。

住まいを探す上での考え方の参考にしていただければ幸いです。

大日向小学校とは

ドイツで生まれ、オランダで発展した教育方法で、イエナプランスクールというものになります。

通常の日本の小学校だと、国語、算数などの授業は先生がプログラムを決めて、教えます。

しかし、大日向小学校の場合は設定された課題に対して、子どもたちがどう取り組むかを決めるというのが特徴です。

「しなければならない課題」と「自分自身が選択した内容」について、どのように学ぶかを計画し、それぞれに合った方法で自立的に学習することになっています。

参照:大日向小学校ホームページ

人気の学校ということもあって、作文やグループワーク、面談を経て、入学という形になるようです。

児童が昼食を食べる食堂は地域に開放していて、地域の人たちも食べることができるんです。

入学後の課題:住まいをどうするか

スクールバスから考える住まいの探し方

大日向小学校の所在地は長野県南佐久郡佐久穂町大日向1110で、いわゆるまちなかではありません。

また、周辺で物件を探してもあまり見つからないというのが実態です。

そのため、大日向小学校にはスクールバスが出ています。

  • 佐久平駅浅間口
  • 佐久合同庁舎前(佐久市跡部)
  • こどもセンターさくほっこ前(佐久穂町海瀬、小海線海瀬駅からすぐ) の3か所が停留所です。

小学校へのバスでの所要時間としては

停留所乗車時間
佐久平駅浅間口30分
佐久合同庁舎前25分
こどもセンターさくほっこ前10分

となります。

場所としては、佐久平駅と佐久合同庁舎はかなり離れているのですが、中部横断道という無料の高速道路があるので、佐久平駅からは時間的にはあまり変わらない形になります。

ここから分かる、住まいの探し方としては

  • 佐久平駅周辺
  • 佐久合同庁舎
  • 海瀬(かいぜ)駅周辺
  • 電車(JR小海線)で海瀬駅へ といった4パータンが考えられます。

最後の海瀬駅からJR小海線を使う方法は、あまりおすすめできません。

というのも、小海線の運行本数が朝は1時間に2本程度ありますが、日中は1時間に1本程度と非常に少ないからです。

行きは問題ないかもしれませんが、帰りについては少し不便だと思います。

冬にマイナス10度を下回る中で電車を待つというのも結構大変です。

そうなると、佐久平駅周辺、佐久合同庁舎周辺、海瀬駅周辺の3か所が有力となってきます。

佐久平駅周辺エリア:便利だけど家賃は高め。車を使わず暮らすならここ

新幹線の佐久平駅周辺のエリアは、佐久エリアで最も整備された地域です。

イオンモールなど大規模ショッピングセンターが多く、東京への新幹線通勤の方などが多く暮らしています。

そのため、物件は豊富ですが、家賃が高めにはなっています。

国道がしっかりと整備されていて、遠くに浅間山などを眺めることもできます。

車は使わず、徒歩だけでの暮らしをしたいという方には佐久平駅周辺1択かと思います。

佐久合同庁舎周辺エリア

佐久市の中込・野沢エリアで、合併前の佐久市の中心地です。

そのため、ツルヤなどのスーパーなどが近くにあるのと、車で10分程度で佐久市役所や臼田エリアなどにも行ける地域となっています。

佐久合同庁舎周辺での物件となると限りがありますが、ここまで車で送迎することを前提とすれば、物件は豊富で、暮らしたい環境も比較的選びやすいところかと思います。

東京への通勤がなければ、このエリアで探すのがおすすめです。

海瀬駅周辺エリア:大日向小学校に近い佐久穂町の中心地

佐久穂町の中心市街地にあたるエリアです。

佐久穂町役場まで10分程度、ツルヤ佐久穂店も近いです。

中心市街地とは言っても、人口約1万人のまちであることが前提なので、そのあたりはご注意ください。

やはり、何よりも大日向小学校に近いというのが一番の魅力ですね。

大きな課題は物件がほとんどないということです。

良い物件が見つかったらラッキーと思っていただくのが良いかと思います。

適切な住まいの探し方

スクールバスのエリアによってどこに住むかというのはある程度決まってくるかと思います。

都心から引っ越してくる方に意識しておいていただきたいのが、この地域の寒さです。

冬はマイナス10度を下回る日も多いです。

午後3時ぐらいに日が沈んでくると、かなり寒いなと感じてくると思います。

せっかく田舎暮らしをするのであれば、古民家を借りて住みたいという方も多いと思いますが、いきなり古民家というのはあまりおすすめできません。

その理由は、古い家は断熱性が悪い家が多いので、冬は寒く、その対策をするとなると、光熱水費がかなりかかるといった状況も考えられるからです。

そういった寒さを楽しむというのも田舎暮らしの魅力かもしれませんが、ちょっと不安という方は、最初の数年は断熱性のしっかりしている家に暮らしてみるということをおすすめします。

よく移住してきた人たちが言っているのが、年々寒さに慣れてくるということです。

1年目はかなりの寒さに驚くのですが、2年目、3年目と暮らしていくうちに、寒さになれてくるんですね。

そういった耐性ができていると、少しぐらい寒くてもなんとかなるかなということで、前向きに新たな住まい探しもできるようになるかと思います。

ただ、佐久穂町の物件数はかなり少ないというのが実情です。

また1軒家となると、なかなか出てきません。

早めにご相談いただけると、それだけ多くの情報をご提供できると思いますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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