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ホシノマチ不動産とは

2023/12/16(土) 05:50

ミッション、ビジョン、バリューについて

牧原

これまでいろいろな想いについてお伝えしてきましたが、なぜ会社にしたのか、どういう社会を実現していきたいのかということをお伝えしたいと思います。

というのも、ホシノマチ不動産を立ち上げたのは、目の前に悩んでいる人たちの課題の解決をすることはもちろんですが、将来的にそういった課題が生まれないような仕組みづくりが大切だと考えているからです。

まず、企業が社会に対して「なすべきこと」、いわゆるミッションについてお伝えします。

私たちのミッションは、「移住者が住み続けられる地域づくりに貢献する」ことです。

ここでのポイントは、①移住者②住み続ける③地域づくりの3つになります。

まず、なぜ移住者としたのかについてご紹介します。

少しスケールの大きい視点になりますが、人口減少が進む中で、地域が持続可能であるためには、移住者にとって魅力的な地域であることがひとつのカギだと考えていることです。

日本全体として人口が減ることは避けられない事実です。

人口が減ると、その地域の活力が減り、かつてほどの賑わいがないといった状況が生まれてきます。

寂しいなと感じたり、不便だなと感じる人は、より賑わいのあるところ、便利なところに移っていき、人の集まる地域とそうでない地域がより明確になっていくのではないかと考えています。

そんな時に、移住者に選ばれる地域を作っていきたいという想いがあります。

移住者がくると人口が増え、少しずつまちが賑わいを取り戻し、活性化され、本来のように、もしくはそれ以上に元気な姿になっていきます。

すでにその地域に暮らしている人ではなく、あえて移住者としたのは、私自身が移住者だからです。 移住をして、この地で暮らし、この地に魅力を感じているからです。

移住者の立場だからこそ、移住したい人に寄り添った考えができるという強みを活かせるのではないかと考えました。

次に、なぜ住み続けられるとしたかについてです。

どこに住みたいかという点については、生まれ育った地域が良いと考える方も、心機一転、新たな場所で活動したいと考える方もいると思います。

そういった方々にも共通している悩みが、学業や仕事などが理由で同じ場所に住み続けられないということではないかと考えています。

生活したいと思う地域で住み続けられるということは、意外と難しいのではないでしょうか。

住み続けるために最低限必要な条件としては、住まい、仕事といったものになると思います。

ただ、それだけでは不十分で、住み続けたいと思うには「人」が大切なのではないかと、私たちは考えています。

近隣の人たちや地域での活動などを通して関わる人たち。

同じ方向性を向いて地域を担っていこうとする人たち。

楽しく過ごせる仲間がいる、見つかる。

暮らしの入り口となる住まいを紹介するのはもちろんですが、その地域の人たちの顔が見える。安心して住み続けられる。

そんな不動産屋さんでありたいと考えています。

3つめは、地域づくりという点です。

住み続けたいと思ってもらうためには、私たち自身がその地域をどういう風にしていきたいのか。

どういう人たちに来てもらいたいのかということを発信することも大切だと考えています。

また、地域のあり方そのものを問う機会も出てくるかもしれません。

住まいだけでなく、店舗といった商業施設、まち全体のあり方を考えていくことが必要です。

地域の良いところを活かしていくことを基本とし、その魅力をより高めていけるような地域づくりにも貢献したいと考えています。

移住にあたっては、地域に暮らしている人たちとのバランスを取りながら事業運営をしていくことが大切です。

移住する前にこの地域はこんな特徴があるということを伝えていきたいと考えています。

時には、この地域はあなたに合わないということを伝える場合もあるかもしれません。

新たな人が来るというのは地域にとっても大きなインパクトのあることだと思います。

そんな機会が移住者にとっても、地域にとっても良い方向に進むよう、サポートをしていきたいと考えています。

次に、組織が目指す「あるべき姿」ビジョンについてご紹介します。

私たちのビジョンは「ゆるやかに人と人とがつながる仕組みのコーディネーターとなる」です。

ミッションを実現する上で、最も大切なのは、移住者のみなさんだと思っています。

移住者のみなさんが充実した生活を送れるようになる。

そのためには、人が大切です。

地方で人というと、濃いコミュニティで面倒な部分が想像されがちですが、私も含めて移住者は濃すぎるコミュニティというよりは、適度なウェット感を求めている人が多いのではないでしょうか。

そういった時に大切なのが、人と人がつながる仕組み、特にゆるやかにつながれる仕組みだと考えています。

この仕組みは、人によって必要とされるものが異なると考えています。

すでに地域で取り組みたいことがある人には、活動できる場や人の紹介が求められるかと思います。

まだ具体的な活動が決まっていない人は、それを見つけるための機会の提供が求められると思います。

もちろん、中には特に活動したいと思っていない方もいると思うのですが、そんな方には、こちらからお手伝いをお願いして、地域に入っていただくという方法もあると思います。

いずれも、私たちが主体的に取り組むのではなく、コーディネーターとしてサポートする役割に徹するということを大切にしたいと考えています。

というのも、主役はやはり実際に地域で暮らす人たちだからです。

また、基本的な考え方として、地域の資源やサービスを消費するよりも、地域の魅力を作っていく、生産活動の方が楽しいと思っているので、そういった立場になっていただきたいと考えているからです。

正直な話をすると、地域側としても地域に依存したお客さん的な方はあまり歓迎されない部分があります。

ただ、移住者としては地域から押し付けられるような義務的な活動を望んでいないというのも事実です。

そこのバランスを取りながら、また楽しいと思える視点を提供しながら、知らず知らずのうちに地域に入っていて、ゆるやかなつながりに巻き込まれている。

そんな状態を目指していきたいと考えています。

最後に組織の構成員が具体的に「やるべきこと」バリューについてご紹介します。

私たちのバリューは「一人ひとりが輝ける場を見つける」です。

私たちが考える主役は移住者です。

「移住して良い環境で暮らせるようになって良かった、おしまい。」ではなく、そこからが生活のスタートだと考えています。

生活の中では、一人ひとりが地域で活躍できる人材となっていただきたいと考えています。

しかし、そのためにスキルアップをしてくださいとか、無理してくださいということではありません。

なぜなら、地域ではその人が輝ける場がすでにたくさんあるからです。

東京など人口が集中した地域ではいろいろなサービスが提供されていますが、地域では圧倒的に不足しています。

それまでやってきたことが、地域では他に経験した人がおらず、オンリーワン人材になるといったことがままあります。

中には、私なんてそんなスキルはないからという方もいらっしゃるかもしれませんが、安心してください。

必ず見つかると思います。

その人が好きなこと、得意なことを活かして、地域で活躍する。

そんな場を作っていくことを私たちは目指します。

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