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佐久市移住・不動産事情

2025/10/05(日) 21:50

注文住宅の住宅ローンを徹底解説!佐久市での資金計画で失敗しないために

牧原

長野県佐久市や周辺エリアは、移住先として人気が高まっている地域です。

自然豊かで教育、子育てにも適しており、定住やセカンドライフの拠点として「理想のマイホームを建てたい」というご相談をよくいただきます。

しかし、注文住宅の資金計画は建売住宅や分譲マンションと比べて複雑です。

特に「住宅ローン」は、建物が完成してから融資が実行される仕組みです。

これは、住宅ローンが建物を担保にするということが前提だからになります。

そのため、それまでに必要となる土地代金・着工金・中間金などをどう準備するかが大きな課題となります。

本記事では、佐久市周辺で注文住宅を検討される方に向けて、住宅ローンの仕組み・資金計画の立て方・失敗しないためのポイントを、移住希望者目線でわかりやすく解説します。

注文住宅の住宅ローンが複雑になる理由

注文住宅の場合、建物完成前に複数回の支払いが発生します。

  1. 土地購入費用の支払い

    • 契約時に手付金(価格の5〜10%が一般的)が必要
    • 引き渡し時に残金を支払う
  2. 建築工事費用の支払い

    • 着工金(工事費の約30%)
    • 中間金(工事費の約30%)

つまり、融資が始まる前に工事費の7割前後を先に支払う必要があるのです。

自己資金だけでまかなえない場合は、つなぎ融資分割融資といった特別な方法を活用します。

自己資金が不足する場合の解決策

1. つなぎ融資とは?

住宅ローン実行までの間、必要な費用を一時的に借り入れる仕組みです。

  • メリット:自己資金が少なくてもマイホームを建てられる
  • デメリット:金利が高め(年2〜4%)、住宅ローン控除の対象外

※工期が長引くと利息負担が増えるため、計画性が大切です。

2. 分割融資(分割実行)とは?

住宅ローンの融資を複数回に分けて実行してもらう方法です。

  • メリット:住宅ローン扱いなので金利が低く、控除対象になる
  • デメリット:対応する金融機関が限られ、手続きや諸費用が増える

土地と建物のローンを組む3つのケース

注文住宅の住宅ローンは、大きく以下の3パターンがあります。

ケース概要特徴と注意点
1. 建物のみ土地を既に持っている/自己資金で購入した場合融資は建物分のみ。工事途中の費用は自己資金が必要。
2. 土地と建物を一本化土地+建物を一括で借入(先行融資)手続きがシンプル。売主に待ってもらう必要があり、プラン決定を急ぐことに。
3. 土地と建物で2本立て土地用と建物用でローンを分けるつなぎ融資を避けやすい。ただし手続きや諸費用は2回発生。

失敗しない資金計画のポイント

1. 借りられる額より「返せる額」で考える

金融機関は年収に応じて「借入可能額」を提示しますが、無理のない返済を続けるには返済比率を抑えめに設定するのがおすすめです。

2. 諸費用を忘れずに

登記費用、火災保険、ローン手数料などで建築費の10〜12%程度が必要です。

契約時の手付金などは自己資金で用意しましょう。

3. 金利変動への備え

金利は契約時と実行時で変動する可能性があります。

佐久市周辺では、八十二銀行・長野銀行・上田信用金庫などが住宅ローンを取り扱っており、変動型・固定型を比較検討することが大切です。

相談する上でのポイント

移住を考えて佐久市で家を建てたい方にとって、資金計画と住宅ローンの選び方は大きなポイントです。

そのため、

  • 無理のない返済計画(限界予算の算出)
  • 最適な住宅ローン(つなぎ融資・分割融資の比較)
  • 佐久市での土地探しから家づくりまでのトータルサポート
    が大切だと考えています。

私たちは、理想の注文住宅を「安心できる資金計画」で実現できればと考えています。

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