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佐久市移住・不動産事情

2024/02/21(水) 22:29

分譲地を購入する際のメリット、デメリット。失敗しないための注意点

牧原

家を建てるのは、一生に何度もあることではないですよね。

そのため、土地をどう探すかについては、慎重にしたいところです。

実際に探してみると、分譲地や宅地といったものが出てきて、違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

実は、分譲地と宅地では違いがあって、そこを把握しておくことで、ご自身のその後の生活にも大きな違いが出てきます。

佐久市の事情も含めた分譲地の状況を把握することで、ベストな土地探しにつなげていただければと思います。

分譲地とは:宅地の違い

分譲地というのは、家を建てるために整備された土地のことです。

宅地の場合は、家も建てて良いし、他の用途にも使えるしということで、もう少し範囲が広いイメージですね。

分譲地と宅地は具体的に何が違うかというと、家を建てるために必要なライフライン(電気、ガス、水道)が整備されていたり、擁壁や境界がしっかり決まっていたりという点が宅地との違いです。

       分譲地宅地
用途住宅住宅や店舗
電気・ガス・水道
擁壁
境界

分譲地のメリット

コスパが良い

分譲地は、もともと大きな土地を不動産会社などが購入して、区画分けをして販売していることが多いです。

土地を仕入れた時に、その整備も一括で行うので、コストを抑えた整備ができます。

そのため、手頃な値段で販売できるため、コストパフォーマンスが良いと言えます。

電気、ガス、上下水道が整備済み

住宅を建てるために整備した土地なので、生活に必要なライフラインは整備されています。

上下水道については、宅地の場合だと購入した後に引き直すといったことも出てくることがあるので、そういった手間と時間を省くことができます。

ただ、佐久市はガスについては都市ガスが引かれている地域が限られるため、プロパンガスになる可能性もあります。

都市ガスの方がプロパンガスよりは安いので、意識しておくと良いかと思います。

デザインの統一性

分譲地にそれぞれ住宅が建つことを想定しているので、家と家の間の距離やゴミ捨て場の位置などが全体を考えて設計されています。

そのため、生活しやすい空間となっていることに加えて、そのエリアでの景観としても統一感のあるものになっています。

佐久市の場合は車社会なので、駐車場が2台確保できるようなスペースを確保しているといったところも多いです。

同じような世代・生活の人が多い

分譲地は売出しのタイミングで家を建てたいと思っている人たちが集まるので、同じような世代や生活の人が多くなる傾向にあります。

また、転居のタイミングも近いので、みなさん同じような時期に新しい生活をはじめることになります。

そのため、悩みや必要となる情報も近いため、お互いのコミュニケーションが取りやすいようです。

もともとあるコミュニティに入るよりも、隣近所に入っていくハードルは低いかもしれません。

お互いが顔見知りの関係であると、防犯面などでも安心ですよね。

分譲地のデメリット

どのような人が隣に来るかわからない

同じ時期に転居するという反面、隣の人がどういう人かわからない状態で転居することになります。

そのため、暮らしてみたら、お隣さんと合わなかったといったリスクがゼロではありません。

分譲地は隣の家とはある程度の距離もありますし、いくつかの住宅が集まっているので、必ずしも全員と密な関係を作る必要はないですが、このあたりは予防することが難しいリスクとして意識しておくと良いかと思います。

住宅や庭の間取りに制限がある

分譲地は土地の広さが決まっているのと、インフラも整備されているため、それを活かした住宅設計をする必要があります。

そのため、奇抜な住宅形状や庭を非常に広く取るといったことができない場合もあります。

隣の家とのプライバシーの観点から窓を工夫したりといった必要も出てくるかもしれません。

このあたりは分譲地に必ずしも限らない部分ではありますが、意識する必要がある部分です。

分譲地購入の際の注意点

施工会社は自分で選べるか

分譲地には、建築条件付き土地というものがあります。

これは、住宅を建てる施工会社が決まっている場合の土地になります。

佐久市内の施工会社は必ずしも多くないので、相見積もりを取る効果はそれほど高くありませんが、ご自身で施工会社を選びたい場合は注意が必要です。

その他、建設の際の決まりなどがないかといったことも確認しておくと良いかと思います。

土地の造成費やインフラ整備費用が含まれた価格か

分譲地は土地の造成やインフラ整備が終わった土地になります。

そのため、土地代にはそのような費用が含まれていると想定いただくと良いかと思います。

同じ面積で同じような立地なのに、分譲地よりも近く宅地の方が安いから、宅地にしようと思って購入してみたら、別途インフラの整備費用がかかって、結果として割高になってしまったということもある話です。

分譲地にも土地代とインフラ整備費用を別で記載するケースもあるので、分譲地にそういった費用が含まれているかは確認しましょう。

共用施設の管理は必要か

分譲地の場合は、ゴミ捨て場などが設置されていることもありますが、佐久市には区という自治会があります。

そのため、自治会でゴミ捨て場を管理しているといったケースが多いです。

自治会に入ることは必須になりますし、地域の清掃といった活動も行われていることが多いので、分譲地のある地域でどういったことが必要かは把握しておくと良いかと思います。

周辺環境は適切か

佐久市の場合は、車での移動が多いと思います。

そのため、駅からの距離などはあまり意識しないかと思いますが、スーパーなど生活でよく使う施設が近くにあるかなどは確認しておきましょう。

お子さんがいる場合は、学校についてもチェックしておくと良いかと思います。

日当たりの良い区画か

分譲地の中でも道路が面している位置や隣の家の位置によって日当たりは変わってきます。

それぞれの好みになるとは思いますが、入口付近であれば人の出入りが多くなりますし、奥の方であれば出入りには不便になるかもしれません。

あまり強いこだわりがなければ、それほど気にするところではありませんが、意識しておくと良いかと思います。

最新の情報か

分譲地は佐久市だとあまりたくさんは出てこないのが実態です。

佐久平駅前の整備がされていた時は比較的多かったですが、そちらも落ち着いた状況のため、これからは大規模な分譲地は出てこないと思われます。

そのため、大きな広告も出にくく、地元での情報収集がメインになってくるかと思います。

不動産屋さんでも売買を扱っている会社はそういった情報も多く持っているかと思いますので、いくつかの不動産屋さんに確認してみることをおすすめします。

私たちもご相談にのりますので、お気軽にご連絡ください。

佐久市の不動産屋さんについてはこちらからご確認いただけます。

今回は、分譲地についてもご紹介でしたが、分譲地に住宅を建ててから販売するものが分譲住宅です

分譲住宅についてはこちらをご覧ください。

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