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佐久市移住・不動産事情

2024/02/14(水) 23:54

一人暮らしの賃貸で加入できる安い火災保険ランキング-本当のおすすめは?-

牧原

家を借りる時にほとんどの場合、火災保険への加入が求められます。

不動産屋さんで火災保険を案内してくれるのが一般的ですが、自分で加入することもできます。

ネットで自分で探した方が安くて良いものが見つかるのではないかと考える方も多いのではないでしょうか。

保険というのは、かけたお金に比例して保証内容が決まってくるので、高ければそれだけ保証が手厚いということになります。

今回は、一人暮らしだし、賃貸契約の条件をクリアするためだけに、できるだけ安いものをといった方へのニーズにお答えして、どこまで安くなるのかを検証してみました。

今回は以下の10社の保険について、インターネット上で確認できる保険料で比較して、ランキングをつけました。

保険会社保険名称
あそしあ少額短期保険 新家財総合保険(へやパス)
e-Net少額短期保険 新バリュープラン
県民(都民)共済 新型火災共済
チューリッヒ少額短期保険 ミニケア賃貸保険
東京海上ミレア少額短期お部屋の保険 ワイドⅡ
日新火災 お部屋を借りるときの保険
Mysurance スマート賃貸火災保険
三井住友海上 リビングFIT
ヤマダ少額短期保険 賃貸保険ダイレクト
楽天損保 ホームアシスト

保険料は主に保険金額によって変わる

何か起きた時の補償される金額を保険金額と言います。

たとえば、火災で家がすべて燃えてしまったというとき、100万円をもらえるといった形です。

個々人によって、家の中にある財産額は異なると思いますが、保険料を抑えるには、保険金額を低く設定するのが早道です。

実際、家の中にパソコン、テーブル、椅子、電子レンジ、洗濯機、テレビ、掃除機などがあるとそれなりの金額にはなるかと思います。

保険料が安いランキング

1位:80円/年 県民(都民)共済 新型火災共済

保険金額を10万円にすると、なんと年間80円で火災保険に加入することができます。

ただ、申込みの際に出資金200円が必要なので、初年度は280円になります。

ただ、加入する火災保険には・家財保険100万円以上、借家人賠償万円以上、個人賠償1,000万円以上といった最低条件が定められていることが多いので、条件に合わないということで入り直しになることもあるので、ご注意ください。

保険金額が50万円だと4,800円/年、100万円だと9,600円/年になります。

2位:3,500円/年 日新火災 お部屋を借りるときの保険

保険金額50万円の場合、この金額です。

保険金額を100万円にすると4,000円になります。

3位:3,610円/年 チューリッヒ少額短期保険 ミニケア賃貸保険

保険金額は100万円なので、保険金額100万円で比べると県民共済や日新火災よりも安くなります。

番外編:3,600円/年 ヤマダ少額短期保険 賃貸保険ダイレクト

実は、こちらも3,600円/年の保険があるのですが、部屋の広さが15㎡未満という条件があります。

そのような部屋はほとんどないと思うので、対象外とさせていただきました。

ちなみに、15㎡〜30㎡未満だと4,600円/年になります。

保証内容も含めた本当のおすすめランキング

家財が100万円未満、賠償責任として1,000万円以上という最低条件でのランキングをお知らせします。

一人暮らしで家財もほとんどないという方は、火災保険の加入条件さえ満たせば良いと思うので、こちらがおすすめです。

1位:3,610円/年 チューリッヒ少額短期保険 ミニケア賃貸保険

内容金額
家財保険金額100万円
修理費用100万円
借家人賠償責任1,000万円
個人賠償責任1,000万円

2位:4,000円/年 日新火災 お部屋を借りるときの保険

内容金額
家財保険金額100万円
修理費用300万円
借家人賠償責任2,000万円
個人賠償責任1億円

3位:4,600円/年 ヤマダ少額短期保険 賃貸保険ダイレクト

15㎡〜30㎡未満の部屋を対象とした場合になります。これよりも広い場合は2,000円以上高くなります。

内容金額
家財保険金額1,000万円
修理費用100万円
借家人賠償責任1,000万円
個人賠償責任1,000万円

家財保険金額:「家財」に対する補償のご契約金額のこと。保険金が支払われる場合、保険金額が支払い金額の上限。

修理費用:火災、漏水、盗難等の事故により借用中の住宅に損害が生じ、賃貸借契約に基づいて修復したときに自己負担した費用の補償。

借家人賠償責任:火災、漏水等の事故により借用中の住宅に損害を与え、大家さんへの法律上の損害賠償責任を負った場合の損害賠償金等の補償。

個人賠償責任:日常生活において発生した偶然な事故により、他人の身体に障害を与えたり、他人の財物を損壊させたことにより法律上の損害賠償責任を負った場合の損害賠償金等の補償。

火災保険へ加入する2つの効果

火災保険の効果は2つあります。

1つは、自分のミスで住居を破損した場合の補償に使えるという点です。

凍結防止のためにお風呂に水を入れておくのを忘れて、水道管が破裂してしまった。

そして、その水が下に住む人にも被害を与えてしまった。

そんな時には保険が適用になります。

もう1つは、自然災害や火災など、他からの被害への補償に使えるという点です。

こういったものは予測ができません。

また、火災の場合は失火責任法で、重大な過失がない限り損害賠償請求はできないことになっており、被害を受けた方は保険でカバーできないと生活を立て直すことがかなり難しくなることが予想されます。

ご自身を守ることになる保険なので、適切な保険金額での加入をおすすめします。

  • 家財である自分の財産はいくらまでの金額補償されるのか
  • 他人に損害を与えた場合の金額はいくらまで補償されるのか
  • 保証内容はどこまでの範囲か(水害が含まれているか、凍結が含まれているかなど)

この3点を意識しましょう。

実は、このあたりを適性な保険金額で加入しようとすると、どこも同じような金額になってきてしまって、結果、手間を考えると不動産屋さんが紹介したものでも金額は大差なかったみたいな状況が起きると思います。

もちろん、ご自身で確かめてみることも大切なので、どういった火災保険に入るのかも確認した上で加入するようにしましょう。

部屋の大きさやどういった災害が起こりそうかといった立地的な部分も含めて、どういった保険をかける必要があるかも変わってきます。

また、今回は長野県の物件を想定してランキングをしましたが、物件の所在地などの条件によって、変わることがあります。

また、火災等の場合に補償される金額についても一部保険といって、保険金額が家財の価値に見合っていないと、必ずしも全額が補償されるわけではありません。

安いからと即決するのではなく、まずはお気軽にご相談ください。

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