2025/07/30(水) 14:36
佐久市で空き家の処分・売却をお考えの方へ。6つの活用方法
佐久市で生活していると、空き家に関するこんな話を良く聞きます。
- 更地にすると固定資産税が高くなると聞いたのでそのままにしている…
- 家の中に物がたくさん残っていて、片付けが面倒
- 古い家だけど、本当に売れるの? と不安
- 貸したいけど、どんな人が住むか不安
- 相続した空き家だけど、手続きがわからない
みなさん、空き家を持っているけど、なにもしていない。
そんな方も多いのではないでしょうか。
空き家のままにしておく5つのリスク
空き家をそのままにしておくと、それなりのリスクを抱えます。
まずは、それらについてご紹介したいと思います。
固定資産税の増加(減税の対象外となる可能性)
住宅が建っている土地には、固定資産税を軽減する住宅用地特例という制度があります。
これは、住宅がある土地については固定資産税の課税標準額を最大1/6まで軽減する制度です。
しかし、誰も住んでいない状態で住宅の機能を失っていると見なされると、市区町村長から管理不全の状態にあると認定されると、特例措置が解除され、減税の対象外となる可能性があります。
「特定空き家」に指定されると強制撤去や罰則の可能性
空き家を長年放置しておくと、「特定空き家」に指定されるリスクがあります。
これは空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、次のような状態の空き家が該当します。
- 倒壊の危険がある
- 衛生上有害である
- 周辺環境を著しく損なっている
特定空き家に指定されると、以下のような措置が取られる可能性があります。
- 行政指導・勧告・命令
- 住宅用地特例の除外
- 行政代執行(強制撤去)
- 費用請求
そして、一度指定されると、先に述べた固定資産税の軽減も対象外となり、固定資産税が6倍近くに跳ね上がることもあります。
相続登記の義務化:怠ると過料の対象
2024(令和6)年4月から、相続による不動産の登記が義務化されました。
相続した土地や建物がある場合、相続を知った日から3年以内に登記をしなければ、10万円以下の過料(罰金)が科される可能性があります。
空き家を相続したまま放置していると、「誰の所有なのか不明」→「売ることも貸すこともできない」→「管理が困難」 という悪循環に陥ります。
登記されていない空き家は処分も活用も難しいため、相続登記は最初の一歩として非常に重要です。
老朽化による倒壊・近隣トラブル
空き家を長期間放置すると、建物が風雨にさらされて老朽化が進行します。
屋根や外壁の一部が落ちたり、柱が腐食したりすることで、倒壊の危険が高まります。
万が一、倒壊や破損により通行人や近隣の建物に被害を与えた場合、オーナーが賠償責任を問われる可能性もあります。
また、荒れた見た目の空き家は地域の景観を損ねたり、草木が繁茂して虫が発生したりと、近隣住民からの苦情の原因にもなります。
不法侵入や火災リスク
人の出入りがない空き家は、犯罪や事故の温床になりやすくなります。
- 放火や不審火による火災
- 空き巣や不法占拠による不法侵入
- 子どもなどが入り込み、事故が起きる危険性
こうしたトラブルが発生すると、所有者としての責任を問われる可能性もあります。
空き家の管理が行き届いていないと、資産価値が下がるだけでなく、法的なリスクも増加します。
佐久市で空き家を処分する6つの方法
空き家を処分する方法としては、6つのパターンが考えられます。
売却する
不動産会社が仲介するのが一般的な方法で、売主の希望価格に近い金額で売れる可能性があります。
不動産会社が直接買い取りを行う方法もありますが、その場合は仲介より価格は下がりことが多いです。 スピード重視の方におすすめです。
もちろん自ら買い手を探すということも可能です。
賃貸する
借りたいという方に賃貸に出す方法もあります。
不動産会社に依頼したほうがスムーズに借り手は見つかると思います。
周囲に住んでいる人に譲渡する
隣地所有者にとっては利便性が高く、スムーズに話が進むこともあります。
佐久市の空き家バンクに登録する
佐久市役所が運営しており、購入希望者などとマッチングしてくれます。
無償譲渡する
価値がなくても「処分」ではなく「譲る」ことで管理責任を手放せます。
相続土地国庫帰属制度を利用する
2023(令和5)年4月から条件付きで国に返すことができるようになりました。
費用や条件は別途ご確認ください。
私たちができること
いかがでしたでしょうか。
空き家の処分についてはさまざまな方法があります。
しかし、その前に
- 賃貸が良いのか、売却が良いのか。
- 家の中の家具はどうしようか。
- 登記手続きはどうしようか。 など、悩みもあるかもしれません。
そういった相談は無料なので、一度私たちにもご相談ください。
地域で空き家にお悩みのみなさんの不安を解消するのが私たちの役割だと考えています。
そういった不安を解消できるのが私たちの強みでもあります。