2024/02/23(金) 23:27
佐久市民の日とは?3月9日に佐久市で無料になる公共施設一覧
3月9日は3と9でサクということで、佐久市の日と言われています。
この日は、佐久市で過ごすのがお得です。
特に公共施設関係は無料になっているものも多く、興味深いところも多いので、これをきっかけにぜひ体験いただければと思います。
佐久市民の日とは?
佐久市は2005(平成17)年の4月1日に佐久市、臼田町、浅科村、望月町の4市町村が合併して、新「佐久市」となりました。
2015年にその10周年を記念して、3月9日を「サンとキュウ」で「サク」の語呂に合わせて、「佐久市民の日」と制定しました。
それ以降、毎年3月9日は、佐久市の魅力を再発見し、ふるさとへの愛着と誇りを抱き、佐久市を更に盛り上げていくために、様々な催しが行われています。
特にポイントは、市の公共施設が無料・割引になるということです。
普段行ったことがないけど、無料だから行ってみたら結構良かったみたいなところもあるので、ご紹介します!
無料になる公共施設12か所
無料になる公共施設は12か所。
ただ、気をつけていただきたいのが、必ずしも3月9日が無料ではないことです。
また、2日間、3日間にわたり無料の施設もあります。
無料の日程については佐久市ホームページをご覧ください。
私のおすすめ順にご紹介します。
佐久市天体観測施設うすだスタードーム
ホシノマチと言われる臼田地区にある天体観測施設のうすだスタードームが無料になります。
7000万円相当と言われる口径60cm反射望遠鏡で天体観測をすることができ、施設のスタッフの方の解説も魅力的です。
星を見るなら夜ですが、混雑すると入館制限があるので、日中に行ってみるのが良いかもしれません。
入館料:一般520円
佐久市川村吾蔵記念館
個人的におすすめなのがこちら。
川村吾蔵さんという、彫塑家の記念館です。
この方の何がすごいかというと、明治時代にアメリカに単身でわたって、彫刻を学びます。
それだけでなく、当時アメリカで課題となっていた乳牛の問題解決をしました。
どういった問題かというと、当時、飼育する乳牛がどういった体型になるのが理想かということがわからなかったんですね。
というのも、理想の体型の牛がいても、写真や画では立体的にはわかりません。
そのため、飼育農家はどういった牛にすれば良いのかわからなかったのです。
それを川村吾蔵さんが彫刻で理想体型の乳牛像をつくります。
それが全米で大絶賛を受け、牛のゴゾーとして知られることになるのです。
川村吾蔵さんは佐久市の臼田地区出身で、その理想体型の乳牛像も見ることができる、非常に貴重な記念館です。
観覧料:一般310円
旧中込学校・資料館
旧中込学校は明治8年(1875年)に完成し、国内の学校建築のうち現存する最古級の擬洋風建築物で、重要文化財に指定されています。
こちらで見ていただきたいのは、2つです。
1つは太鼓楼。
これは中央にある八角塔の天井には、太鼓が吊るされています。
当時は、お昼や3時に太鼓を鳴らしていたので、時計代わりになっていました。
そして、その天井には、ロンドン、パリ、ローマなど世界各地の都市を示す方位図があるんです。
これができたのは、当時から世界を見て育ってほしいという地域の人々の意識からだと言います。
佐久市から世界へという人材になってほしいという考えが当時からあったということですね。
もう1つは、窓ガラスです。 窓にガラスを使うというのは当時としては珍しく、開校当時はこれを見に来る人も多かったと言います。
当時の最先端の技術を取り入れよう、新しいことに取り組もうという進取の気性があったことが感じられますね。
この窓ガラスから、ギヤマン学校と呼ばれていました。
入場料:大人260円
佐久市立近代美術館
あまり美術品はわからないといった方も平山郁夫(ひらやまいくお)という名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
佐久市近代美術館は平山郁夫の作品が15点、武者小路実篤の作品が45点、増田誠の作品が52点所蔵されています。
また、灰原千晶、横山大観といった方の作品もそれぞれ1点ずつ所蔵されています。
これらは、佐久市出身の株式会社美術年鑑社初代社長の油井一二氏が寄贈したもので、合計約3,400点の作品が所蔵されています。
観覧料:一般520円
佐久市立天来記念館
現代書道の父と言われる明治初期生まれの比田井天来(ひだいてんらい)の作品などが所蔵される書道専門美術館です。
比田井天来は佐久市出身で、明治時代に主流だった書法では書けない古い文字があることに気づき、古典の筆法である府仰法を発見します。
それを発見できたのは、古碑帖(こひじょう)という昔の人が書いた書を研究したことでした。
比田井天来は弟子にも自分と同じように学ぶように伝えて、自身の書は真似しないように残さなかったそうです。
そうすることで、弟子たちはオリジナリティのある書法を生み出し、現代の書道が発展していきました。
このことから、現代書道の父と言われるようになったといいます。
鎌倉彫記念館
鎌倉彫とは、鎌倉時代から始まる伝統工芸品です。
木を掘って、それに漆を塗って作る入れ物やお盆、お皿といったものになります。
鎌倉彫記念館には、佐久市出身の鎌倉彫伝統工芸士の木内翠岳(すいがく)氏の作品が収蔵されています。
観覧料:大人100円
佐久市立望月歴史民俗資料館
中山道の宿場町として栄えた望月宿の様子を知ることができる資料館です。
観覧料:一般310円
佐久総合運動公園(陸上競技場、補助競技場、クロスカントリーコース)
陸上競技場は400mトラック9レーンのみが利用可能です。
補助競技場は、人工芝のフィールド(80m×50m)と300メートルトラックが6レーンです。
クロスカントリーコースは、長距離走のトレーニングに適したランニング専用コースで、延長1400メートルです。
ランニング専用なので、歩けません(笑
使用料(専用しない場合) 陸上競技場:1時間一般310円 補助競技場:1時間一般310円 クロスカントリー:2時間150円
風呂 佐久市臼田総合福祉センター あいとぴあ臼田
数人で入れる少し広めのお風呂です。
一般的な銭湯よりは小さいです。
そのため、混雑時には入浴制限があります。
入浴時間:午前10:00~午後4:00
入浴:一般(中学生以上)200円
佐久総合体育館 トレーニング室
トレッドミル(ランニングマシン) 各種マシン(レッグカール、レッグエクステンション、アームカール) トレーニングベンチ ウェイト各種 があり、2時間無料になります。
予約制で、事前登録が必要なので、ご注意ください。
利用料:2時間100円
日帰り温泉 望月老人福祉センター
日帰り温泉に無料で入れます。
ただ、65歳以上の佐久市内居住者のみ利用可ということで、利用者は限定されていますので、ご注意ください。
また、混雑時には入浴制限があります。
温泉入浴料金:100円
風呂 佐久市老人福祉センター
お風呂に無料で入れます。
こちらも60歳以上の佐久市内居住者のみ利用可という制限があるのでご注意ください。
また、混雑時には入浴制限があります。
入浴料:100円
割引になる公共施設5か所(温泉、プール)
温泉やプールは無料にすると、さすがに混雑しすぎるので、割引にとどまります。
平尾温泉 みはらしの湯
一番新しい市内の温泉です。
2016年(平成28年)12月17日にオープンしました。
佐久インターチェンジに直結していて、その名の通り見晴らしの良い場所にあるので、市内を一望することができます。
浴槽の種類も豊富で、規模としては一番大きいと思います。
入浴料 大人 800円→650円 小人 400円→300円
春日温泉 国民宿舎もちづき荘
春日温泉は美人の湯と言われる、つるつるになる温室が特徴です。
浴槽は室内の1つのみですが、かけ流しで、温泉の質にこだわる人にはおすすめです。
温泉のお湯を飲むこともできます。
山の中なので、市内からは一番遠いかもしれません。
入浴料 大人 500円→390円 小人 250円→200円
布施温泉
ナトリウム-塩化物温泉で、泉温は47.3度あります。
露天風呂やサウナ(ドライサウナ、スチームサウナ)もある温泉です。
入浴料 大人 500円→390円 小人 250円→200円
あさしな温泉 穂の香乃湯
田園地帯に囲まれた高台の上にある温泉です。
露天風呂やサウナもあります。
入浴料 大人 500円→390円 小人 250円→200円
佐久市駒場公園 室内プール
25mが6コースと10m×8mの小さいプールの2つがあります。
室内プール1回入場券 一般及び高校生 500円→250円 中学生 300円→150円 小学生及び3歳以上 100円→50円
佐久市でのその他のお得な情報
佐久市民の日に合わせて、市が事業を実施したり、民間の飲食店などが割引をしたりといった取り組みも行われています。
詳細はこちらをご覧ください。