2026/07/06(月) 03:25
相続した家をどうするか。 それは、多くの方にとって簡単に答えを出せる問題ではありません。
今回お話を伺ったのは、ご主人の実家であり、ご主人が相続されたお家の今後について、ホシノマチ不動産へ相談された小金沢さんです。
「主人がいれば、思い出もあるし、手放すことはしなかったと思います。」 そう話してくださった小金沢さん。
ご主人が亡くなられた後も、その家をどうするか悩みながら、草刈りや片付けのために何度も足を運びました。
「壊すにも結構お金がかかるし、どうしようと思っていました。」 悩みながらも家と向き合い、長い時間をかけて一つの決断にたどり着きました。
今回は、小金沢さんが家を手放すまでに悩んだこと、その過程で感じたこと、そして同じように悩んでいる方へ伝えたい思いを伺いました。
小金沢さん(70代) 佐久市在住。現在は息子さんご夫婦とお孫さん2人が同じ敷地内で暮らしています。 ご主人の実家であり、ご主人が相続されたお家の今後について、ホシノマチ不動産へご相談いただきました。
小金沢さんご夫妻は、17年前に現在のお住まいを新築し、ご主人の実家を離れました。 それでも、その家をすぐに手放すことはありませんでした。
当時は息子さんがまだ独身だったこともあり、 「将来、息子が住むかもしれない。」 そんな思いがあったそうです。 また、ご主人の実家でもあり、ご家族にとって思い入れのある場所でもありました。
そのため、すぐに売却するのではなく、そのまま残しておくことにしました。 その後、息子さんは結婚して一度アパートで暮らしました。
現在は、小金沢さんのご自宅を増築し、息子さんご夫婦とお孫さん2人が同じ敷地内で暮らしています。 一方で、ご主人の実家には住む予定の人がおらず、小金沢さんが管理を続けることになりました。
ご主人が亡くなり、空き家の管理と向き合う日々 ご主人が亡くなられた後、小金沢さんは少しずつお家の今後について考えるようになりました。 それでも、すぐに決断できたわけではありません。 小金沢さんにとって、ご主人の実家は、簡単に手放せるものではありませんでした。 ご主人にとっても思い出のある場所だったからこそ、
「主人がいれば、思い出もあるし、手放すことはしなかったと思います。」
と話してくださいました。
一方で、空き家のままにしておくには、草刈りや掃除、建物の管理が必要になります。 売ることを考え始めてからも、小金沢さんは何度も家へ通い、草刈りや片付けを続けていました。
「きれいにしておいた方が、見に来た方にも少しでもいいかと思って。」
そこには、買ってくださる方に少しでも大変な思いをさせたくないという気持ちもありました。 敷地内には、かつて養蚕で使われていた建物や山林もあり、片付ける物もたくさん残っていました。
「今思うと、よく毎日のように行って片付けていたなと思います。」
そう振り返ります。
「誰か住んでくださる方がいれば」という思い 売却を考え始めた頃、小金沢さんの中にあったのは、「高く売りたい」という思いではありませんでした。
「誰かここに住んでくださる方がいれば、それだけでいいという気持ちでした。」
そう話す小金沢さんにとって大切だったのは、高く売ることよりも、その家を使ってくれる人に出会えることでした。
見学に来られる方のために片付けを続けながら、ご縁を待ちました。 実際に見学に来られる方は何組もいましたが、なかなか成約にはつながりませんでした。
そんな中、遠方から見学に来られた方が物件を気に入り、購入へと話が進みます。 家の中や敷地内には、まだ片付けきれない物も残っていましたが、購入された方は「そのままで大丈夫です」と言ってくださったそうです。 片付けの負担を考えていた小金沢さんにとって、ありがたい申し出でした。
「買ってくださる方がいて、本当に良かったです。」 その言葉からは、長い間抱えてきた不安が少しずつほどけていくような安堵が感じられました。
ホシノマチ不動産との出会いは、知人を通じた紹介がきっかけでした。
それ以前にも、別の不動産会社へ相談したことがあったそうです。
しかし、進入路の権利関係が複雑だったこともあり、話が途中で止まってしまいました。
そうした経緯もあり、どう進めればよいのか分からない状態が続いていました。
その後、知人を通じてホシノマチ不動産につながり、売却に向けた相談が始まりました。
ホシノマチ不動産へ相談した後も、すぐにすべてが順調に進んだわけではありません。
見学者への対応、物件情報の掲載、価格の相談、残っている物のこと。
さらに、家へ入るための入口部分にも、思いがけない課題がありました。
昔から当たり前のように使っていた入口の土地が、確認してみるとご家族の名義ではなく、市の所有だったことが分かったのです。
そのため、売却にあたっては、その土地をどう扱うか整理する必要がありました。
「やっと決まると思ったところで、いろいろあったんです。」
売却が決まった後も、登記や住所の変更など、必要な手続きは続きました。 「4月、5月頃は大変でした。」
それでも、一つひとつ確認しながら進めることができたといいます。 印象に残っていることを伺うと、小金沢さんはこう話してくださいました。
「最後まで本当に面倒を見ていただいて、感謝感謝ですね。」
特に、境界確認の場面では、ホシノマチ不動産が立ち会いながら進めてくれたことが心強かったそうです。
「境界線を決めたり、そういう時もちゃんと立ち会ってくださったりして。」 「最後までやっていただけたのが一番ありがたい。」 そう話す表情には、手続きの大変さを乗り越えた後の安心感がにじんでいました。
売却が決まっても、手続きはまだ続きました。 道路の名義や登記に関する手続きなど、予想していなかったこともありました。
一番大変だった頃の気持ちを伺うと、小金沢さんはこう話してくださいました。
「これをやれば、もうやっと終わるからっていう感じで。」
一つひとつの手続きは簡単ではありません。
それでも、「これが終われば一区切りがつく」と思いながら進めていったといいます。 そして、すべてを振り返った時に出てきたのは、
「買ってくださる方がいて、本当に良かったです。」
という言葉でした。 小金沢さんにとって大切だったのは、高く売ることよりも、誰かがその家を使ってくれることでした。
最後に、同じように空き家や土地のことで悩んでいる方へ伝えたいことを伺いました。
小金沢さんは以前、別の不動産会社へ相談したものの、進入路の権利関係が複雑で、話が途中で止まってしまった経験もありました。
だからこそ、一人で抱え込まずに相談することの大切さを感じているそうです。 「困ったときは、ホシノマチさんに相談してみると、いい方向に進むんじゃないかなって感じています。」
相続した家や空き家のことは、すぐに答えが出るものではありません。 思い入れがあるからこそ、簡単には手放せない。
家族のことを考えるからこそ、なかなか決められない。 そして、手続きや権利関係が複雑で、一人では進めにくいこともあります。 だからこそ、まずは誰かに話してみること。
相談することで、自分だけでは見えていなかった道が見えてくることもあります。 小金沢さんの体験は、同じように悩んでいる方にとって、自分自身の状況を考えるきっかけになるのではないでしょうか。